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高次脳機能障害デイケア「けやき

現在開設準備中

デイケア“けやき”の特色

医師が必要と判断した場合、デイケアの専門スタッフ(作業療法士、公認心理師など)が個別に検査や機能評価を行い、リハビリテーションの目標を立て、機能向上のためのプログラムを考えて実施していきます。また、集団でのリハビリテーションを通して利用者同士で交流すること、仲間の存在が、周りの人になかなかわかってもらえないという孤独感を和らげる効果も期待できます。
高次脳機能障害のリハビリテーションは長期間かかり、内容も多岐にわたります。リハビリテーションへの意欲を失わずに続けていけるよう、また安定した生活を送っていけるよう、サポートしていきます。

ご利用にあたって

利用日・利用時間

利用日: 月~土曜日(日曜祝祭日と第5土曜日は原則お休みです)
利用時間: 9:30~15:30

費用

医療保険が利用可能です(自立支援医療も利用できます)

送迎

デイケア・スタッフが車でご自宅まで送迎いたします

他の医療機関におかかりの方

現在おかかりの主治医変更は不要です
デイケアのみの利用は可能ですが、初回に一度当診療所医師の診察を受けていただきます
随時見学は受け付けています
お気軽にご連絡ください

高次脳機能障害とは?

脳梗塞,脳出血や脳炎,脳腫瘍,低酸素脳症,頭部外傷など,さまざまな原因によって脳に損傷を受けたために生じる二次障害で,注意力や記憶力,思考能力,ことばの能力,感情コントロールなど,認知機能や精神機能が低下し,日常生活にも困難を伴います。
損傷を受けた脳の場所(部位)や損傷の程度によって,症状の種類や出かたは異なります。多くの場合,単一の症状ではなく,いくつかの症状が組み合わさって複合的に表れます。
最初に生じた脳の疾患や外傷が落ち着いて,入院生活から日常生活に戻った後で明らかになることも少なくありません。

高次脳機能障害の代表的な症状

以下のような症状がある場合,特に病気や怪我によって脳にダメージを受けた後に,それ以前と比べてこのような状態が増え,うまくいかないことが多くなったという場合には,高次脳機能障害である可能性があります。

注意障害

  • 気が散りやすく,疲れやすい
  • うっかりミスが多くなった
  • 同じ作業が長く続かない,続けられない
  • 同時に複数のことができず,混乱しやすい
  • 人の話,していることについ口出し,手出ししてしまう
  • ぼんやりしているうちに時間が過ぎている

記憶障害

  • 新しいことが覚えられない
  • 頼まれたことや約束を忘れてしまう
  • しまった物がどこにあるかわからなくなる
  • 何度も同じことを聞く
  • 本気で作り話をする

遂行機能障害

  • 計画や段取りをまとめられない
  • 作業を順序よく進めることができない
  • 指示されないと行動できない
  • やりかけた仕事を途中で放り出してしまう
  • 状況が変わると,いつも通りのことができなくなる

社会的行動障害(行動や感情の障害)

  • 感情が顔に出やすく,つい大袈裟な反応をしてしまう
  • 気配りがうまくできず,周囲の人を傷つけるようなことを言ってしまう
  • イライラしやすく,ちょっとしたことで怒り出したり,泣き出したりする
  • なんだか子供っぽくなった
  • 後先のことを考えず,思いつきで行動してしまう
  • 浪費がひどくなった

失語症

  • 言われたことが理解できない
  • うまく言葉が出ない,考えていることが言葉にならない
このほかにも…
  • ひとつのことに強くこだわるようになった
  • 落ち込んでしまって,何も手につかない
  • 周りからみると問題が起きているのに,自分ではわからない,自覚がない

デイケアでのリハビリテーション

医師が必要と判断した場合,デイケアの専門スタッフ(作業療法士,公認心理師など)が個別に検査や機能評価を行い,リハビリテーションの目標を立て,機能向上のためのプログラムを考えて実施していきます。
また,集団でのリハビリテーションを通して利用者同士で交流すること,仲間の存在が,周りの人になかなかわかってもらえないという孤独感を和らげる効果も期待できます。
高次脳機能障害のリハビリテーションは長期間かかり,内容も多岐にわたります。リハビリテーションへの意欲を失わずに続けていけるよう,また安定した生活を送っていけるよう,サポートしていきます。

高次脳機能障害の診断基準

高次脳機能障害の診断は,下記のような基準に沿って,医師によってなされます。
Ⅰ 主要症状等
  • 脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認されている。
  • 現在、日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である。
II 検査所見
MRI、CT、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認されているか、あるいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる。
III 除外項目(高次脳機能障害の診断とはならない場合)
  • 脳の器質的病変に基づく認知障害のうち身体障害として認定可能である症状を有するが上記主要症状(Ⅰ−②)を欠く場合は除外する。
  • 診断にあたり、受傷または発症以前から有する症状と検査所見は除外する。
  • 先天性疾患、周産期における脳損傷、発達障害、進行性疾患を原因とするものは除外する。
IV 診断
  • Ⅰ〜Ⅲをすべて満たした場合に高次脳機能障害と診断する。
  • 高次脳機能障害の診断は脳の器質的病変の原因となった外傷や疾病の急性期症状を脱した後において行う。
  • 神経心理学的検査の所見を参考にすることができる。

なお、診断基準のIとIIIを満たす一方で、IIの検査所見で脳の器質的病変の存在を明らかにできない症例については、慎重な評価により高次脳機能障害者として診断されることがあり得る。また、この診断については、今後の医学・医療の発展を踏まえ、適時、見直しを行うことが適当である。